とあるハンドメイド作家のサブアカ

脱サラしてハンドメイド作家になってみた

新米ハンドメイド作家世にはばかれ!ついにminneデビューしました。

こんばんは~。

ハンドメイド作家のオカピイです。

この度やっと商品を世の中にお披露目しましたーー!

趣味ハンドメイド→自称ハンドメイド作家へ昇格ですね。

取り急ぎ、先日東京ビッグサイトのイベントを偵察したminneへの出店が完了しましたので、今までの振り返りをまとめました。

 

1からハンドメイド商品をminneにアップするまでは1カ月強かかりました。

minneに商品を載せる場合、例えばたった1点の渾身の作品を掲載しても、それが売れる想像がつきませんでした。

 サイトを閲覧してて、もし気に入った商品が見つかったら、購入の前にその作家自体のことも多少なりともチェックしませんか?

既に購入した人の評価はどうだったのだろうか、その作家は他にはどんな作品を出品していてどんな作家なのだろうか、と。

いくら欲しい商品と思っても、インターネットの、しかも相手もきっと素人だろう人からものを買うって結構勇気がいります。

 

初めてminneに登録する場合、購入評価が無いのはどうしようもありませんが、まず誰かに最初の購入者になってもらうためには、少なくとも自分がどんな作家かをアピールするために、プロフィールを充実させる以外にも、数点の商品を出品してお店の世界観を出していくことが大切だと思うのです。

 

この雰囲気のお店だったらやっぱり自分に合いそうと再確認して、さらに人っていくつかの商品の中から選び取って一個を買いたいものなので、この中だったらやっぱりこれが欲しいとしっかりお買い物の楽しさを味わった上であれば、最初の購入の不安もちょっと和らぐかと。

 

そんなわけで、わたしは初回投入分として、商品サンプルを一カ月かけて4型11点作成しました。

デザインはもちろんオリジナルで考え、素材を集め、1型につき1、2回サンプルを作り直したので、毎日本当に休む暇は無かったです。

朝から晩まで、、連日深夜に及ぶことにもなりました。

今までのサラリーマンの仕事を辞めたので、最低限の家事の時間以外は全てハンドメイドに充てたのにまる1カ月かかってしまいました。

 

貯金の範囲で始められるけど、なんだかんだでまとまった初期費用はかかります。

次に初期費用については、ハンドメイドは0円から始められる♪とも言われがちですが、実際は、何を作るか、既にどれ位の作業環境下にあるのかによります。

 

わたしはトートバッグなどの布小物を作ったのですが、始める前は無趣味なサラリーマンだったので、家にミシンや洋裁道具が全然ありませんでした。辛うじて家庭用アイロンがあるくらい。

遠い昔に買って実家にあるものなどはかき集めましたが、細々した消耗品は新たに購入しましたし、何より職業用ミシンを思い切って新調したのは大分大きな初期費用となりました。

職業用ミシンはシンプルな機能のものを選んで7万円程度でしたね。

これでもお得に買えてる方だと思います。

 

でも帆布など厚めの生地を売るレベルまでキレイに縫うには、職業用ミシンは不可欠だと思います。

これは本当に必要最低限経費。

買ってよかったです。

と言うか、買わなきゃここまで作れなかった、、、

 

それから材料費も趣味のハンドメイド以上にはかかります。

自分だけの趣味であれば、いらないハギレや既に持っているものを使って作成する手もアリです。

ですが、ハンドメイド作家となればお客様にお金を払ってもらう「商品」を作る必要があります。

手持ちの素材だけでその価値が生み出せればそれはコスパ良しですが、本当にちゃんと価値が生み出せているかは冷静に判断しなくてはなりません。

それより最もシンプルなやり方としては、まず自由にそのような価値を生み出せると思える商品をデザインして、それを形にするための材料を調達して作成していく方法だと思います。

 

わたしもそのプロセスで材料調達していったのですが、サンプルを何度か作り直すのでその分多めに材料が必要になりした。

また、サンプルが完成しても、今後も材料が安定的に仕入れられる定番ものならまだしも、季節ものや限定ものだった場合、実際お客様から注文をいただけたときには材料が売り切れていた、なんてことになっては大変なので、ある程度売りたい分の見込みの数の材料を買っておかなければなりませんでした。

それが11点分になればチリも積もって一気に数万円、、

 

決して侮れない、商品写真への時間とお金

こうして脱サラした無防備な無職には、後戻り出来ない程度の十分な時間と費用をかけて、サンプルが全て完成しましたが、最後に待ち受けていたのは「撮影」という関門でした。

インターネット販売において、商品そのもののクオリティ以上に大事なのが「写真」ですよね。

はっきり言って、わたしは写真素人ですし、まだ納得のいくレベルの写真が撮れてるとは思えません。

それでもとりあえずminneに載せれる写真を撮るだけでも大がかりな準備を要しました。

 

これも自宅環境によっては省略できる手間もあるはずなんですが、わたしの住まいのマンションに残念ながら無く、撮影に絶対に必要なものがこれ、

 

「白い壁」と「明るい光」

 

ガーーン。

残念賞。

作品の背景にするための大きめの「白い壁」、ご自宅にありますか?

アクセサリーなどの小さい小物であれば、手持ちの白い紙や布で事足りるでしょう。

しかし、トートバッグ以上の大きめな商品のための背景ともなると、意外に大きな白い面積が必要なのです。

壁が辛うじてあったとしてもそれって引きで写真が撮れる位置にありますか?ってことも。

 

もちろん「白い壁」にがちがちにこだわらなくても良いのですよ。

感じのいいお庭や家具など、作品の世界観にぴったりなお住まいを既にお持ちであればこの苦労は無しです。

その世界観にぽんっと商品を置いて自然に写真を撮りましょう♪

 

しかし、わたしのように生活感ばかりの狭い住まいの場合はとりあえず架空の「白い壁」として、大きな紙を購入しましょう。

紙ではなく、布という選択肢もありましたが、布はシワを撮るのが大変そうなのと、大きくなると重さがあるので重労働かなと思って、わたしは紙にしました。

そしてその大きな紙ってものは結構値段もするんですよね。

本格的な撮影用でなくて文具店の適当な紙でいいや~と思っていたのですが、適当な紙も大きさがあると高い高い。

結局は撮影ど素人にもかかわらず、5000円程度の撮影用の紙を購入しました。

 

そしてもうひとつ、「明るい光」。

これも悲しいことに、自分の住まいに入ってくる自然光では暗すぎて使えなかったのです。

大きな南向きの窓からでもあれば違ったのでしょうが、、

ここも潔く諦めて、人工的に光を作り出すしかありませんでした。

家の電気は赤い光の電球色だったので、新たに昼白色のLED電球を3つも購入しました。

 

現段階でも自分の撮影で最も納得がいっていないのがこのライティングについてなのですが、とても奥深いものがあるようで、本来は光源を3つも用意しなくても良さそうなのですが、どうも商品に影が多く目立ってしまうため、苦肉の索でとった方法が、とにかく明るくするしかないという気持ち丸出しのライティングだったのです。

(それでも影が気になってPC上で画像処理までするはめに、、誰かたすけてくださいw)

 

大きな紙とLEDで出費もかさみましたが、自宅にこれらをセッティングするためには家具をあちこちに移動させて、それはそれは大がかりな、1日がかりな大仕事になってしましました。

 

深夜のminneデビューの反応は?

ここまでやってようやくminneへ商品をアップする段階へなりました。

1カ月強の月日とトータル約20万の出費、、、

長かった…

高かった…

 

その日もなんだかんだで結局商品をアップロード出来たのは深夜になってしまいました。

深夜も深夜、丑三つ時ですw

これまで自分なりに作戦を立てて緻密に?動いて来たのに、最後の最後でこんな時間にアップロードとは、、

みんな寝てて見てないですよね。

もっと閲覧者が多そうな時間にばっと新着表記してデビューを飾るべきだっただろうか。

でも、あとから更新すればいいし、とりあえずアップロード出来る準備が出来たのにアップせずに商品をただ抱えているだけでは時間がもったいないって思考回路になってしまい、とにかく商品を世の中に出すことにしました。

 

と、いくつか写真をアップしていく中で、ある商品をアップした瞬間、いきなりお気に入りを頂けました!!しかも2人の方に!

 

バン

 

まだ商品説明文もアップしていないのにびっくり…

ってかこの時間にお気に入りボタンを押しちゃう程には積極的にminneを閲覧している人がいるとは。

 

いや、ぶっちゃけとってもうれしかったです。

ありがとうございますお2人の方!!!

 

そして、この時間でも他の方の新着商品がどんどんアップされ、新着順位もぐいぐい下がって行くのを見ると、本当にminneの全体の作品数ってとてつもない数なんだなぁと感じました。

 

ひとまずわたしのminneデビューはこんな感じでした。

まだ商品の一部しかアップ出来ていないので近日中にページを充実させて行きたいです。