4/29最終日・minneのハンドメイドマーケット2017潜入レポート
こんばんは~
ハンドメイド作家オカピイです。
本日はminneのハンドメイドマーケット2017に行ってまいりましたー!
ので潜入レポートです。
ハンドメイド作家になろうと決めたその時からいくつかのハンドメイドサイトを定期的に回遊する日々…。
その中でもやっぱり商品数が圧倒的に多いminneは最初に出店したい、第1ステップとして位置付けていたんです。
まずはminneに出品して反応を見たいと。
で、サイトを見てるとオススメ商品とかピックアップとか「いい感じの作品」だけ絞って見れるんですけど、結構いっつも同じ作品ばかり表示されるんですよね。
新作、とか書いてあっても明らかに既視感あったり。
なので今回入場料を払ってでもハンドメイドマーケットの会場に行きたかったのは、ズバリ情報量を増やすためです。
主に3つの情報を収集する目的で早速潜入です。
①サイトでよく見る作品以外にどんな作品があるのか。全体感を把握する。
②どんな作家が出店してるのだろう。作家観察。
③客層。お客様の反応。
そんなわけで、まず会場に入ると入り口付近からすっごい混雑。
各ブースの大きさや通路の幅も特に違和感なく狭いわけではないはずなんですが、とにかく人が多くて通行が大変なレベルです。
各ブースにはそれぞれ3~4人のお客様が囲んでいて、大盛況に見えました。
でもよく考えたら入り口付近付近はアクセサリーコーナー。
アクセサリーはハンドメイド市場でも一番多くの作家がいてその分需要もあるけどとにかく激戦区なんです。
だからかと。
その人垣を越えて奥にあるフッション小物コーナー(わたしが参入予定のカテゴリーです)に行ってみるとあら大変。
急に人が少なくなってしまいました。
アクセサリー分野に比べて作家数も少ないのだろうけど、客数もここまで目に見えて違うとちょっと不安になります。
でもブースによっては賑わっているところもあるし、そこまで悲観的になっても仕方ないので細かく観察していくことにします。
①サイトでよく見る作品以外にどんな作品があるのか。全体感を把握する。
まずぱっと見人気があるのは革小物です。
確かに革を使用する時点で、全くのお家作業というよりは、工房を使えたり、工具が揃っていたりとある程度環境が揃っているという前提がある気がします。
つまりセミプロ臭がしたのです。
作品の内容みならず、作品の数や、オリジナルラックなどのブースの作り方も含め、展示全般にしっかり安定感がありました。
そういうところにお客様が集まっているということは、ハンドメイドといってもやっぱり「安定感」って必要なんじゃないだろうか。
こうやっていくつかブースがある中で、大事になってくるのはぱっと見の印象。
自然と引き寄せられるブースは安定感があり、それゆえに安心して見てみようって気になるのかと。
わたしは今からたったひとりでハンドメイドに取り組むわけだけど、クオリティに妥協しちゃいけないということです。
また、他のブースでもサイト上でよく見る作品もいくつか確認できました。
中には写真で見た印象よりも少しチープに振れているものもありました。
色や形はそのままでも「素材感」って高級感に直結しますよね。
良い写真を撮ることは鉄則ですが、美しい写真に惹かれて購入してもらった商品の実物が届いた時に、お客様に「あれ?何かが違う」ってがっかりされたらいやだなぁ。
リピートしてもらえないだけではなく、悪い評価を書かれたり、返品やクレームに繋がります。
反面、サイトで見たことあって、実物も素敵な商品にはお客様が賑わっていました。
お値段もそれなりにしても、納得。
逆に値段もしっかりしていた方がより高級に見えます。
ともあれ、サイトで見なかった商品も含めてファッション小物の全体感は、やっぱりアクセサリーコーナーに見劣ります、、、
単純に目に見えるお客様の数の差がそう思わせているのか。
それとも、わたしが布以外の素材の扱いが未知なので、自分で作れそうにないもの=スゴイというフィルターがかかってしまっているのが原因か…。
でも、どちらにしてもファッション小物分野だったら「わたしの作品良い線いってるかも」って気持ちになるんですよ。
このレベルならわたしの商品の方が良くない?
って、このブログがサブアカで、商品の写真明かさないからって凄い大きく出てますねw
いいんです。
だってまだ何も売る前で、わたししか商品見てないのに、わたしが「こんなの売れるかなぁ」って気持ちでいたらどうするんですか。
じゃあやめてくださいって感じですよね。
ただ、一方でいくらまわりが「このレベル」だったとしても、それに甘んじてはいけないと思いました。
ファッション小物分野はそうかもしれないけど、人気のアクセサリー分野や、インテリアやステーショナリーアートの分野ではレベルが高いと思えるブースを多く見かけました。
お客様はその全体のクオリティーを平均として考えてるはずなんです。
今制作を進めている商品に対しても、納期ももちろん大切だけど、今一度見直して、少しでもクオリティを上げれるところは直していきたいと思います。
②どんな作家が出店してるのだろう。作家観察。
これは、、コミュ障のわたしには自戒を込めた内容になるなーと思いつつ。
今後、インターネットサイトだけでなく、こういったイベント出展もしていくときに重要なので書いていきます。
お客様が集まってるブースの作家は、明るくて話しかけやすい雰囲気の方です。
逆にお客様がいないブースの作家は、じっと座り込んで、小さくなっててなんだか話しかけづらい。
これは作家が明るいからお客様が来たのか、お客様が来たから作家が明るくなったのか。
お客様が来てくれたら誰だって明るく話すよって、コミュ障のわたしは思ってしまうところですが、ここはお客様が来る前から明るい雰囲気をがんばって出したほうが絶対良いです。
〜明るい雰囲気を出すための4カ条〜
・過ぎ行く人々にいらっしゃいませ、こんにちは、どうぞ~って声かけをする。
・椅子には座らない。
・作業に没頭しない。
(作ってるところを見せるパフォーマンスってアリだと思うんです。でも作りながらもまわりに笑顔を振りまける人限定の高度な接客技法だと思われます。)
・まわりのブースをディスる気持ちをイベント中は完全に封鎖する。
(顔に出ます。オーラに出ます。人と比べたって仕方がない。せめてブースに立っている間だけは心から仏になろう。)
きっとわたしがああいったブースに立ったらこの半分もできる気がしない…
一瞬できてもイベント中ずっと継続って…
でもまずはテンパって右も左も出れなくならないようにするための覚書きとして書きました。
あとは番外編になりますが、実は人気ブースの近道?って思ったのが、
雰囲気イケメンを配置する。
ですかね。
イベントに来ているお客様は9割型女性です。
そこで、若くてさわやかなかんじの男性がニコニコしてるブースは客足止まってるなーといった感想。
あいにくわたしには該当する友人知人がいなくて頼むこともできなそうですが。
でもそれだけ作品だけでなく、作家の雰囲気づくりも重要ってことです。
③客層。お客様の反応。
最後に、サイト上でなかなか予測しづらかった客層です。
わたし自身が30代ということもあり、なんとなーく同世代が多いのかなって思っていました。
わたしのように社会人経験を経て、自分の作品作りに興味持つとか、あるいは主婦になって手芸に目覚めるとか。
でもイベントに来ていたお客様を観察する限りでは、「意外に若い人も多いな」ってことです。
20代や学生風の人達も少なくないです。
若い子って手作り好きなんだ~。
ちょっと意外に感じました。
はっきり言って、ハンドメイドって一昔前までおばさんの趣味ってイメージでしたもの。
若い子が多いのは、わたしにとっては嬉しい事です。
なぜなら、敢えてスタンダードなデザインではなくてトレンドを取り入れた内容だから。
スタンダードではなく、他とかぶらない一点物感は強いからです。
過去記事参照
それにしても、全体的に予想以上のお客様の数です。
でもこれってハンドメイド商品を求めてやってきた「純粋なお客様」なのだろうか。
と思ってしまうとこわくなりました。
ハンドメイド市場って今は、お客様の数より作家の数か多いって言いますよね。
わたしも自分が作ろうと思う前にminneのサイトを見ることはなかったですもの。
ってことはここへ来ているお客様も自分も作りたい、出品したい、ちょっと作っている、だいぶ売っている、、っていう作家ばかりではないのだろうかと。
お客様、つまり商品を買ってくれる、購買意欲のある人はこの群衆の何割くらいなのだろう。
ちなみに今回このイベントのお隣では日本ホビーショーもチケット共通で開催されていましたよね。
こちらは手芸界隈の企業の合同展で、主にワークショップを沢山やっているイベントでした。
先日お昼のTV番組、news every.でも紹介されているのを観ました。
このホビーショー目当てで来た購買意欲のあるお客様が、minneのほうも覗きに来てくれるってケースもあるよね、っと前向きに思い込みたいです。
潜入レポート後記 とりあえず行って良かった。
百聞は一見にしかず。
やっぱり「現場」に行くと肌で感じる情報が多くて良いです。
それは、ここに書き連ねた事以外にも、わざわざ書くまでもなくとも、自分が感じたもの全てが情報になったと思ってます。
ハンドメイド市場は今はインターネットがメインの世界なのには違いなく、情報を読み取る手段もどうしてもネットになりがちです。
でもインターネットの向こう側には必ず人がいるんですよね。
売るのも人。
買うのも人。
そして、こういったイベントは普段インターネットの中にいた人達が、こぞって出て来て集まってる。
だから、これからこの市場に参入していく者にとっては、とても貴重な場に思えました。