とあるハンドメイド作家のサブアカ

脱サラしてハンドメイド作家になってみた

5月出店を焦る一番の理由 ~マーケットリサーチから自分が作るべき商品のブランディングを試みた結果~

こんばんは。

ハンドメイド作家オカピイです。

自称ハンドメイド作家を名乗って1週間。

これといった進展もなく、まだ何の商品もできていないのですが、先週末突如このスローペースに焦り出しました。

 

前回、だらだらしてるだけですごい速さで毎日が過ぎていく、という趣旨を書きましたが、一方で、5月にハンドメイドサイトに出店する、と決めたのは漠然とした「一ヶ月の準備期間」というリミットだけの問題ではありません。

 

マーケットリサーチで見えてきたこと

先週はそれなりに、これからどういう商品ラインナップで初出店するのか構想してみる時間になっていました。

 

まずはマーケットリサーチ、ということで、ハンドメイドサイトをともかく回遊してみました。

みんなどんな商品を出しているんだろう。

そこで人気のものって、このマーケットで需要が高いってことだよね。

 

そこで、わたしが参戦予定の「布小物」や「バッグ」のジャンルで商品の絞り込みをして観察してみたところ、第一印象は、なんだかベーシックなデザインが多いなぁということでした。

あまり奇抜なものよりスタンダードなデザイン。

そして装飾もどちらかといえば少なめのシンプル傾向。

特に、お気に入りの数だったり購入者履歴だったりを参考にした限りだと、「売れているもの」にベーシックで汎用性が高いものが多くあることがわかります。

 

商品を出す限りわたしも売れたいので、そのまま売れ筋を参考にしたいところですが、初心者のわたしがそのようなベーシックデザインをただ焼き増ししても、それは熟練の技術を持った先人達の劣化版にしかなりません。

ベーシックはベーシックであるほど、商品の作り込みが優れている、とか、差別化した素材を使っている、とか、ブランディングが既に成功している作家さんによるもので、ブランド価値が高いがゆえにベーシックなアイテムも売れている、などと言うように、その商品のデザイン以外に十分な他の価値が必要になります。

 

自分の得意商品のブランディングにタイム感が不可欠だった

ですので、ベーシックデザインは一旦置いておいて、ざっくばらんにわたしが現段階で使える武器は何だろうと考えたのです。

自分がちょっとでも得意なこと、そして努力を続けていきたいこと、、ピピピ、、、、それは、「季節感やトレンドを取り入れた今っぽいデザイン」、かなぁ、と行き着くわけです。

 

わたしは会社員時代はファッションの業界に身を置いていたので、常にトレンドのチェックをしていました。

それは仕事中だからする、というものではなくて、起きてる間はいつもアンテナを張っている状態なのです。

情報誌やサイトを読むとか、業界内でのコミュニケーションでトレンド掴むことはもちろん大事ですが、逆にもっと気楽に、と言いますか、いつも気にしていなくても気にしている状態にしている、というような状態で過ごす癖もついているのです。

また、今後現場を離れてトレンドに疎くなっていくのは残念なので、引き続きトレンドは気にしてチェックしていこうと思ってます。

トレンドは言わずもがなとても鮮度が大事、つまりタイム感が欠かせません。

 

そして季節感においても、トレンドと同様にとてもタイム感を要するもので、アパレルの企業の時間軸で考えると、7月のサマーセールで夏物は終了になりますので、盛夏のプロパー商品は5月店頭が最終になるのです。(6月は秋物の新作を出すのです。)

ハンドメイドサイトの商品はどちらかと言うとオンタイム、すなわち今の実際の季節に沿ったものが並んでいるとは感じますが、先ほどのトレンド感も打ち出すのであれば、お客様により鮮度を感じてもらうためにも、少し季節も先取りして紹介したほうが良いと思うのです。

(季節感については実際ハンドメイドサイトで商品を売り始めてから、よくよくマーケットを観察して調整していこうとは思ってます。)

 

5月出店と決めたら5月出店しかありえない

つまり自分の強みを生かした「季節感やトレンド感」を売りにした商品構成を考えた結果、その商品に対しての展開月をずらせない、という縛りが出てきたのです。

そこへ来て、先週末に一気に書き上げた仕様書の内容が夏真っ盛りだったので、初出店は5月で固定されました。

 

アパレル業界では納期がずれると壮大な「売り逃がし」を生むので何としてでも死守するべきところです。

果たして3週間後、納期を守って清々しいスタートを切れるのか!否か!